宝積寺(ほうしゃくじ)は、群馬県甘楽郡甘楽町にある曹洞宗の寺院。
歴史
1280年(弘安3年)以前に開山された。1450年(宝徳2年)、小幡実高によって中興された。実高は当地の領主であり、東昌寺の即庵宗覚を招聘して再建した。これまで天台宗の寺院であったが、この時に曹洞宗に転宗した。
江戸時代前期に織田氏が小幡藩に入封し、藩主の織田信良は当寺を菩提寺に定めた。しかし、織田信久の代に崇福寺を建てて菩提寺を変更、織田信雄以降の父祖の墓を移葬した。
織田家の墓は移葬されたが、前領主の小幡氏の墓は現在も残っている。
現在は「花の寺」として親しまれ、四季を通じて花を観賞することができる。
文化財
- 宝積寺開山堂の天井画(甘楽町指定重要文化財 平成30年1月31日指定)
- 小幡氏歴代の墓(甘楽町指定史跡 平成元年8月24日指定)
交通アクセス
- 富岡ICより車13分。
脚注
参考文献
- 群馬県高等学校教育研究会歴史部会 編『群馬県の歴史散歩(歴史散歩10)』山川出版社、2005年
外部リンク
- 花の寺 宝積寺 群馬県甘楽郡甘楽町

