相浦駅(あいのうらえき)は、長崎県佐世保市相浦町にある松浦鉄道西九州線の駅である。
黒島天主堂がある黒島への玄関口であり、駅近くには愛宕山があることから「黒島天主堂とあたごさんの駅」の愛称が付けられている。
歴史
- 1920年(大正9年)3月27日:佐世保軽便鉄道(後の佐世保鉄道)の駅として開設。
- 1936年(昭和11年)10月1日:国有化に伴い、鉄道省松浦線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)8月30日:北佐世保 - 相浦間改軌改築工事の完了に伴い、上相浦との接続方が逆転する。
- 1945年(昭和20年)3月1日:相浦 - 四ツ井樋間の改軌改築工事の完了に伴い、松浦線が全通すると同時に中間駅となる。
- 1950年(昭和25年):佐世保市による臨港鉄道が開通、相浦 - 市営石炭積出場 0.65km。
- 1971年(昭和46年)3月:佐世保市の臨港鉄道(専用側線)運用停止。
- 1978年(昭和53年)6月15日:貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR九州松浦線の駅となる。
- 1988年(昭和63年)4月1日:第三セクター松浦鉄道への転換に伴い、同社西九州線の駅となる。同時に無人駅化。
- 2015年(平成27年)5月11日:駅愛称が「黒島天主堂とあたごさんの駅」に決定。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する無人駅。盛土上にあり、留置線を備える。但し午後から夕方にかけての20分サイクルダイヤの間は列車交換が無い。なお、JR時代までは木造駅舎を備える有人駅だったが、松浦鉄道転換後は無人駅化された。その後、駅舎も解体され、ホーム上に待合所があるのみとなった。
なお、石炭輸送が盛況だった頃は貨物駅を併設していた。貨物線は上相浦側で分岐し、相浦港へ直進していた。貨物線と旅客線に挟まれた三角地帯がヤードであった。現在、貨物駅跡は住宅用に造成されており、貨物駅だった面影は全く無い。
のりば
※案内上ののりば番号は設定されていない。
利用状況
1日平均乗降人員は193人である(2019年度)
駅周辺
- 相浦港 - 佐世保市の高島・黒島へのフェリー、平戸市の津吉港への高速船が発着している。
- 佐世保市中央卸売市場(佐世保魚市場株式会社)
- 佐世保製氷冷蔵工場
- 横浜冷凍 佐世保冷凍工場
- 十八親和銀行相浦支店
- 佐世保相浦郵便局
- 愛宕山
隣の駅
- 松浦鉄道
- ■西九州線
- 快速
- 棚方駅 - 相浦駅 - 大学駅
- 普通
- 棚方駅 - 相浦駅 - 大学駅
- 快速
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 相浦駅時刻表 - 松浦鉄道




